さびついている常識につぶされて涙流すくらいなら

あー、によによするー
かっつぁんのブリミュレポを読んだら、折角昨日、思考をライブに向けていたのにあっさり引き戻された\(^o^)/
落ち着こうと思ってなんちゃってロイヤルミルクティを淹れようとしたら、ティーバックだけいれて肝心な牛乳入れ忘れたままレンジにセットしてた。落ち着けわたし!笑

そんな拭いきれない衝動を心のままに書き綴ってみた。
ブリミュのワンシーンを小話に書き起こしたものです。
読まれる方は先にかっつぁんのレポ3日目夜を見てからお願いします、笑

携帯でぽちぽち打ったので何も調べようもなく色々違うかもしれませんが、その辺は適当に流してやってください…笑
妄想万歳☆








 それは魂か、あるいは心か。





 差し出された斬魄刀に、乱菊は思わず瞠目した。

 今この状況において、腰に佩いていては邪魔だということは分かる。
 今手近に、平隊員たちが居ないということも分かる。
 …というか、

(さっきまでそこにいた花太郎は何処へ行ったのよ?)
(他の隊員にしたって、状況考りゃわかるんだから気利かせて受け取りに来なさいよ!)

 そんな詮無い事を考えて、乱菊は視線を逸らした。
 実際、目の前にいるその男とて同様で、一通り逡巡した挙句差し出したその腕は、中途半端に止まっている。
 躊躇っているのだ。
 その刀を、預けることに。


 預けて、受け入れられるのか。
 預かって、手にして良いのだろうか。


 いっそ雑色ならいい。
 力ない、取るに足らないものであるなら、それはただ単純に、「刀を預ける」とその文字通りの意味にしかならない。

 けれど、違う。
 その刀の意味を知る者に、その刀を預けるということ。


(―――どうして)


 状況はわかる。だから理解できる。ならばただ受け取ればいい。

 ――なのに、どうしたらいいかわからない。

 戸惑う乱菊に、ギンは瞬きを一つして、中途半端にしていた腕をもう一度持ち上げた。
 言葉は発しない。
 その動きに気付いて自分を見た乱菊に、ただ目線を繋げた。


(…あぁもう!らしくないわよ松本乱菊!)


 惑う気持ちを振り切って、乱菊は両手を差し出す。
 その動きに合わせて、ギンは乱菊の手のひらに己の斬魄刀をそっと置いた。

 慣れない重み。
 自分のものではない、その重みを乱菊はギュッと握り締める。


 斬魄刀は人によって形が違う。
 ギンのそれは、他の死神たちと比べてあきらかに短いものだ。
 けれどだからとて、重い軽いが変わるわけではない。形が問題なのではない。
 その存在が、違うのだ。

 多くは同志で、あるいは友であったり好敵手であったりする。その関係性に名前をつけるのは無意味だが、敢えて形にはめるならそういったものだろう。
 自身の片割れ、自身そのもの、従えるべき従者。
 乱菊にとっては、可愛い仲間だ。
 ギンにとってそれが何か、乱菊は知らない。
 知らないけれど、一つだけ分かりきっていることは、斬魄刀が死神の命に繋がるものであるということ。


 ギンの斬魄刀を握り締めて、乱菊は静かに笑った。


「精々がんばりなさい?」
「…ほな、ちゃんと見とってや」


 そう言って白い裾を翻したギンを見送って、乱菊は手にしたそれをゆっくりと抱き締めた。






☆*:・°★:*:・°

言葉とか用語とか間違ってたらごめんなさい。
平隊員とか雑色とかなんて言ったらいいのかわからない…
やっぱりそうゆうのわからんと手が止まるわwww

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