I'm a little bit afraid of tomorrow but I will go....

勤務先の大学で土曜日、卒業式でした。卒業おめでとうございます。
Twitterをやっているなら、先の地震に関連したたくさんのツイートの中に、このページを見た方もいるのではないかと思います。

卒業式を中止した立教新座高校3年生諸君へ。
http://niiza.rikkyo.ac.jp/news/2011/03/8549/

大学に行くということが、”「海を見る自由」を得る”ことなのであれば、
社会人になるということは、”「海を見る自由」を失う”というところでしょうか。

物理的に難しいというわけではなく、その気になればなんだって出来るけれど、
そこに自分を導くのは難しくて、
出来ない自分を嘆いたり、社会を嘆いたり、他人を嘆いたり、
ままならないたくさんのことを泥水をかぶるように身をもって知ることもある。



この災害に、何ができるのかを毎日考えてた。
発生してからしばらくは、とにかくネットで情報を読み漁り、
有用な情報を流したり、でもそればっかりじゃ気が滅入るのでほっこりする話も流したり、
折々に何がどうしてそうなるのかを考えたりもした。

情報を得ること、知ること、そこから学ぶこと。
これは自分にできること、しなければならないことの一つだと思う。
震災直後は阪神・淡路大震災で被災した方々のアドバイスがたくさん流れてた。
それは彼らが心身を賭して学んだことで、それを受け取るのは被災した人たちだけであってはいけないんじゃないかなと。
東海地方民なら嫌になるほど分かっていると思います。これを教訓に出来なきゃ東北の人たちに申し訳ない。

買い占めとか誰なのそんな馬鹿なことする人は。って思うだけじゃなくて、
何がどうしてそうなったのか考えなくてはいけないのだと思う。
そんなときのためにどうしておかなきゃいけないのか考えなくては。

募金もしました。
ただ闇雲に募金するのではなくて、必要なところに必要なときに届くように、
それは難しいことだと思うけれどそこに近づけるよう努力したかった。
数日間かけて調べて考えて、救助支援と復興支援それぞれの団体に、
中止になった春コミで使うつもりだったお金をいれました。

献血はできない。アレルギーの薬を飲んでいるので、一週間薬を止めないと受け取ってはもらえないので。

節電は意味がない。
もうすでに正しい情報がテレビでも流れていると思いますが、
西日本から東日本には融通できる電力に制限がある。
意味がなくっても気持ちだけでもっていう人もいるけれど。
むしろ個人的には中電にお金落として浜岡原発の津波対策強化に役立てていただきたいところ。

あとは働いて、お金つくって、お金もらって、お金つかう。
経済をいつも通りに回すことが西日本の役割だよね。

できることは限られている。
できないことのほうが山ほどある。
それは災害でも、仕事でも、日常でも同じだとおもう。

東京に行くと、度々BIGISSUEを売っているのを見て、でも勇気が足りなくて買えない自分にがっかりする。
日常にも支援は溢れていて、それに対してもやっぱり出来ること出来ないことがある。
チキンだったり事情があったりで理由はいろいろだけれど、出来ないことが悔しくて悲しい。

先日声優の甲斐田さんが、Twitterで発言されていた言葉、
『「申し訳ない」と感じるのは精神的にウンチャラという向きがあるのはわかるけど、 この状況で「申し訳ない」と多少なりとも感じないとしたら、不健康じゃないか…?』
その通りだとおもいます。
だから申し訳ないとか感じることはそれ自体は良いことなんじゃないかと。
良し悪しはきっとその先にあること。

良い方向に進めるように、それが維持できるように忘れないように、今の気持ちを記しておきます。



最後に、
今回の震災で亡くなられた方に心からご冥福をお祈りいたします。
現地で戦っている方に心からの声援を、
そして被災された方々の明日が今日より少しでも良い日であるよう、祈っています。

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